Flutterとは、2017年にGoogleが開発したオープンソースのクロスプラットフォーム開発フレームワークです。
従来のモバイルアプリ開発では、異なるOSごとに別々の開発環境やプログラミング言語が必要であり、そのために多くの時間とコストがかかっていました。
しかし、Flutter開発の登場により、1つのコードベースでiOS・Androidをはじめ、2021年にリリースされたFlutter2.0よりFlutter Web、その後Flutter Desktopも対応可能となり、今までの問題を解決することが可能となりました。
ビルディングブロックを使用して柔軟なUI構築が可能で、美しいユーザーインターフェースと、スムーズなアニメーション、高度なパフォーマンスを実現できるのがFlutterアプリ開発の特徴です。
さらに、カスタマイズ性が高く、豊富なオプションでウィジェットの外観や動作を調整できます。また、サードパーティのライブラリが充実しており、機能の追加や拡張が容易になっています。
これらの特徴により、Flutterは効率的で使いやすいフレームワークであり、開発とデプロイをスムーズに行え、品質の高いアプリを開発することができるため、Flutterで作られたアプリは多くの開発者や企業に注目され、大手企業のプロダクト開発にも活用されてきています。
クロスプラットフォーム
1つのコードベースで複数のプラットフォームに対応するモバイルアプリやWebアプリ、デスクトップアプリを開発することができます。共通のコードベースを使用することで、開発チームを一つにまとめることができるため、管理やアップデートも一元管理が可能となり、開発効率が格段に上がります。また、Flutter開発の一元管理により開発・運用コストの削減が見込めるため、コスト面でも大きなメリットをもたらします。
ホットリロード機能
開発中にデザインやレイアウトの微調整や、昨日の追加・修正などを行なっても、アプリを再起動することなく即座に変更されるため、リアルタイムなプレビューが可能となります。このスピーディーな反復開発は他のフレームワークとの大きく異なるFlutterアプリ開発ならではの特徴であり、メリットと言えます。
高速パフォーマンス
豊富なライブラリとツールで柔軟かつ効率的なコード記述が可能な、Dartというプログラミング言語を使用します。フレームワークによって自動的にネイティブなコード(JavaやKotlin、Objective-C、Swift)に変換できるため、高速パフォーマンスを実現し、ユーザーにとってはネイティブアプリと同様のユーザー体験を提供します。
Flutterは、Googleが開発しているため、強力なバックアップとサポートが期待できます。また、技術的な進化や新機能の追加も継続的に行われるでしょう。さらに、Flutterアプリ開発者コミュニティは非常に熱心であり、知識やアイデアの共有が盛んに行われています。このコミュニティの成長は、開発者にとって重要なリソースとなり、Flutter開発の発展にも寄与しています。
また、Flutterはプラットフォームの進化に対応して定期的にバージョンアップされます。これにより、新機能やパフォーマンスの向上が期待できます。さらに、FlutterではAR(拡張現実)アプリを実装するためのパッケージも利用可能です。これにより、他のテクノロジーとのコラボレーションが可能となり、より高度なパフォーマンス向上が見込まれています。
Googleのバックアップとサポート、熱心なFlutterアプリ開発者コミュニティ、定期的なバージョンアップと新機能の追加、さらにFlutter ARなど他のテクノロジーとの統合によって、Flutter開発はますます成熟していき、クロスプラットフォーム開発において強力なツールとなることが予想されます。これにより、開発者は効率的かつ柔軟なFlutterアプリ開発を行うことができるでしょう。
JIITAKでも様々なプロダクト開発を行う中で、Flutterを採用してきました。現在では、Flutterアプリ/Flutter Web開発がJIITAKの強みの一つになっています。Flutterを活用して開発してきたプロダクトは、業界を問いません。
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