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「0 → 1」 「1 → 10」 「10 → 100」 とは?新規事業開発と合わせて解説

みなさん、「0 → 1」「1 → 10」「10 → 100」という言葉を聞いたことはありますか?

近年のスタートアップの盛り上がりから広く使われるようになった、成長やスケールアップを意味する概念です。この概念は、新規事業開発において特に重要で、事業においての成長・拡大のプロセスを理解し、それぞれのフェーズでどのようなポイントに注意すべきかを把握することで、事業開発を成功に近づけることが期待されます。しかし、冒頭に挙げた「0 → 1」「1 → 10」「10 → 100」が具体的に何を指しているのかが曖昧だったり、個人で解釈が異なることもあります。

そこで今回は新規事業開発における「0 → 1」「1 → 10」「10 → 100」について、それぞれがどのようなフェーズなのか、それを踏まえて新規事業を成功させるために押さえておきたいポイントについて解説していきます。「0 → 1」「1 → 10」「10 → 100」の言葉の意味について知りたい方や、新規事業開発担当の方や新規事業開発検討中の方に読んでいただきたい内容となっています。ぜひ最後までご覧ください。

 

目次

1.新規事業開発とは?
2.フェーズごとに考える概念の広まり
3.「0 → 1」「1 → 10」「10 → 100」を深掘り
4.新規事業開発における悩みをどう解決するか
5.新規事業開発を成功させるためには?
まとめ

 

新規事業開発とは?

新規事業開発とは、既存の事業の拡大や未開拓の領域への進出など、企業が新たな市場や製品を開拓し、ビジネスとしてゼロから新しい事業の成長を目指すことを指します。

移り変わりの激しい現代社会では、市場ニーズやトレンドに常にアンテナを張って、スピーディーに対応しなければ、競合他社に先を越され、自社サービスの需要がなくなってしまいます。ニーズとトレンドを反映した製品を開発し、その製品に価値を感じてもらうことで、顧客の獲得、利益の創出、そしてビジネスとして成長できる可能性があるため、ビジネスにおいて新規事業開発は重要と言えます。これは会社としての成長だけでなく、新規事業開発計画に社員が参入することで、ビジネスの仕組みを根本から学び、一人ひとりの力を育成することも期待できます。

 

フェーズごとに考える概念の広まり

ビジネスにおいて、自分たちがどのような段階にいて、次にどのような段階に進むのかを把握しておくのはとても重要なことです。この成長段階の各フェーズを説明する際に、「0 → 1」 「1 → 10」 「10 → 100」という表現が使用されます。

この考えは、PayPalの共同創業者であり、Facebook初の外部投資家であるピーター・ティールの著書「ゼロ・トゥ・ワン:君はゼロから何を生み出せるか」(原題: Zero to One: Notes on Startups, or How to Build the Future)をきっかけに広まりした。

この本は、彼が母校スタンフォード大学で行った起業の講義の内容をまとめたものです。彼は数百のスタートアップに投資し、起業の現場に深く関わってきた経験があります。そしてシリコンバレーで最も重要な人物とも言われていました。彼の考え方は現在ビジネスや起業家の間で受け入れられ、親しまれています。この後から、「0 → 1」 「1 → 10」 「10 → 100」について深掘りしていきます。

 

「0 → 1」 「1 → 10」 「10 → 100」を深掘り