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SaaSとは?知っておきたいSaaSについて徹底解説

皆さん「SaaS」というワードを耳にしたことはありますか?聞いたことはあるけど、正確には理解できていないという方も多いのではないでしょうか?

今回は、最近よく耳にするであろう「SaaS」について、特徴やサービスの代表例、メリット・デメリット、類似語との違いなどを解説していきます。デジタル化やDX化が進む現代社会で、知っておいて損はない「SaaS」についてこの記事が読み終わる時には、より深く理解できるようになっていると思います。ぜひ最後までご覧ください。

SaaSとは?

SaaSとは、「Software as a Service」の略称で、「サービスとして提供されるソフトウェア」という意味です。インターネット経由でソフトウェアを利用するクラウドサービスの一形態で、SaaSの読み方は「サース/サーズ」と読みます。

元々ソフトウェアはCD-ROMなどの形でパッケージ化して販売され、そのCD-ROMを購入した後に、PCにインストールしてソフトウェアを使用する形でした。

一方SaaSは、クラウドサービス事業者がソフトウェアを稼働し、そこへユーザーがインターネット経由でアクセスすることで、利用できる仕組みです。つまりインターネットに接続するだけで、クラウド上のソフトウェアをいつでもどこでも利用できるようになり、インストールや複雑な設定が不要となりました。

また、利用契約をしたらすぐに使用可能で、サービス料金は無料のものから有料の月額・年間サブスクリプション型のものがあり、初期投資のコストをかけずに気軽に多くの人が利用できるようになりました。

Webアプリと混同してしまいそうですが、SaaSはソフトウェアそのものを提供するサービスであり、ソフトウェアがクラウド上に保管され、ユーザーはそのソフトウェアを利用するためにインターネットに接続する必要があります。一般的に顧客関係管理(CRM)、人事管理、プロジェクト管理などのビジネス向けのソフトウェアサービスがあります。
例:Googleドライブ、Microsoft365、Dropboxなど

一方Webアプリはより広範な種類のアプリケーションを含む、Web上で機能するアプリケーションです。Webアプリはサーバー上に保管され、ユーザーがアクセスする際にデータや機能を提供します。Webアプリ開発について気になった方はぜひ、JIITAKでのWebアプリ開発についてもご覧ください。
例:Twitter、Instagramなど

SaaSでできること

SaaSはビジネスだけでなく、GoogleドライブやNetflixなど個人の趣味や生活の向上にも役立つことがあります。ここでは、SaaSの機能をいくつかご紹介します。

・インストールや設定の手間がなく、すぐに利用可能

SaaSはクラウドベースのサービスであり、ユーザーはソフトウェアのインストールや環境設定の手間を省くことが可能です。Webブラウザを開いてログインするだけで、即座に利用を開始できます。

・インターネットがあればどこでも使える

SaaSはインターネットを介して提供されるため、ユーザーはインターネット環境がある場所であればどこでも、オフィス、自宅、カフェなど場所を選ばずにアクセス可能となります。

・多様なデバイスからアクセス可能

ユーザーが利用するパソコン、スマートフォン、タブレットなどのデバイスにハードウェアの制約を受けずに柔軟に利用することができます。

・手間をかけずに最新の機能を利用可能

ソフトウェアのメンテナンスやアップデートが提供者側で行われるため、ユーザーは自分でソフトウェアをアップデートする必要がなく、常に最新の機能やセキュリティの向上を享受できます。

SaaSの歴史と火がついたきっかけ

様々なスタートアップ企業が開発に取り組んでいるSaaSですが、その背景にどんな歴史があるのか振り返っていこうと思います。まず、SaaSはASPという概念を基にして発展しました。ASPとは、Application Service Providerの略で、インターネットを経由してソフトウェアを提供する企業やサービスのことで、自分のコンピュータにソフトウェアをインストールせずに、インターネット上で使えるソフトウェアを指します。例えば、メールや文書作成、スプレッドシートなどのオフィス作業を、ブラウザから直接行うことができます。以下でSaaSの歴史を振り返っていきます。

1990年代
インターネットの普及が進み、企業がインターネットを介してソフトウェアを提供するASP(Application Service Provider)の概念が広まった。ただ当時はインターネットの接続速度やセキュリティの課題があり、実際のASPの普及はまだ限定的であった。

この時期、企業は自社でソフトウェアを開発・保守することが一般的であったが、ASPはクラウド上にソフトウェアを管理し、顧客に対してアプリケーションを提供する新たなビジネスモデルとなった。

ASPは、顧客が自社でソフトウェアを購入し、導入・管理・保守する必要がなくなり、利便性とコスト削減のメリットをもたらした。

2000年代

2006年頃からはンターネットの普及と技術の進化により、ASPからSaaSという用語がより一般的に使われるようになった。

SaaSは以前のASPという考え方を進化させた、とても便利で柔軟なビジネスのやり方で、企業や個人にとって便利で柔軟なビジネスモデルとして注目されるようになった。

この時期、大手IT企業や新興のベンダーやスタートアップ企業がSaaS開発に取り組み、様々な業界で利用されるようになった。

2010年代

2010年代に入ると、モバイルデバイスの普及とクラウド技術の進化により、オンライン上でソフトウェアやサービスを提供する需要が増え、SaaSの需要が一層拡大した。

モバイルファーストのアプローチが強調され、SaaSプロバイダーはユーザーがモバイルデバイスで利用しやすいようにアプリケーションを最適化した。

ストレージの低コスト化、モバイルデバイスの普及、企業のDX推進などが重なり、SaaSの普及が加速した。

2020年代

2020年代に入ると、デジタルトランスフォーメーションの進展とパンデミックの影響により、SaaSの需要がさらに加速した。

AIやビッグデータの技術との組み合わせにより、SaaSはより高度な機能や予測能力を提供するようになった。

SaaSはビジネスにおいて重要な役割を果たし、企業は安定的な収益を見込むことができ、成長の機会が広がっている。

メリット・デメリット

ここではSaaSのメリットとデメリットについてご紹介します。

【メリット】

収益の持続性と拡張性

導入コストが抑えられる

シンプルな導入と利用

メンテナンスの負担軽減

充実したサービス

【デメリット】

インターネット接続への依存

不正アクセスを受ける可能性などのセキュリティリスク

カスタマイズの制約

SaaSのビジネスモデルはサブスクリプションに基づいており、企業に収益の持続性や成長の機会をもたらすことができるため、様々な企業(特にスタートアップ企業)がSaaS市場に参入しています。ユーザー目線でも利用料金について、月額・年間のサブスクリプション型のため、導入コストも抑えることができます

また、SaaSはクラウドベースのサービスであるため、インストールやセットアップが簡単で、アップデートもユーザー自身で行う必要もありません。さらに、サポートも充実しているため、安心して利用することができます。

一方でインターネットへの接続が利用の条件なため、メンテナンス時などは一切のサービスにアクセスできません。またクラウド上にデータが保存されるため、不正アクセスを受ける可能性があり、セキュリティ対策は万全に行う必要があります。また、SaaSは汎用性を重視しているため、ユーザーが自由にカスタマイズすることは難しい場合があります。

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サービスの代表例

SaaSの代表的なサービスのカテゴリや実際のサービス例をいくつか挙げていきます。

【オフィス業務】

オフィスツールを利用して、文書作成やデータ処理を行えます。複数人での共同編集やリアルタイムのコラボレーションが可能です。

Microsoft 365:ワード、エクセル、パワーポイントなどのオフィスソフトウェアを提供するクラウドサービス

Google Workspace:Googleドキュメント、スプレッドシート、スライドなどのオフィスツールを提供するクラウドサービス

【コミュニケーション】

チームや組織内でのコミュニケーションを円滑にするためのツールやプラットフォームです。チャット、ビデオ会議、ファイル共有、タスク管理などの機能を提供し、リアルタイムでのコミュニケーションや情報共有を支援します。

Slack:チームコミュニケーションやコラボレーションを支援するメッセージングプラットフォーム

Microsoft Teams:チームコミュニケーションやビデオ会議などの機能を提供するプラットフォーム

【プロジェクト管理】

タスク管理、スケジュール管理、チームコミュニケーションなど、プロジェクト全体の管理を支援します。

Asana:タスク管理やプロジェクトの進捗管理を支援するプロジェクト管理ツール

Trello:カンバンボードを用いたタスク管理やプロジェクトの可視化を支援するツール

【デザイン/クリエイティブ】

グラフィックデザイン、イラストレーション、写真編集、動画制作などのクリエイティブ作業をオンライン上で行うためのツールやプラットフォームです。デザイナーやクリエイターがプロフェッショナルな作品を作成し、コラボレーションやクラウドストレージを活用して効率的に作業を進めることができます。

Adobe Creative Cloud:Photoshop、Illustrator、InDesignなどのデザインツールを提供するクラウドサービス

Canva:グラフィックデザインやプレゼンテーション作成などを容易に行えるオンラインツール

【カスタマーサポート】

顧客管理、チャットサポート、チケット管理などの機能を提供するSaaSツールは、顧客との円滑なコミュニケーションや効率的な問題解決を支援できます。

・Zendesk:チケット管理や顧客対応のためのカスタマーサポートプラットフォーム

SaaSだけではない「As a Service」

クラウドサービスの種類にはPaaS、IaaS、BaaS、MaaSなど多くの「◯aaS」が存在します。これは「アズ・ア・サービス(As a Service)」と呼ばれ、ソフトウェアやサービスをクラウド上で提供するビジネスモデルの一つです。A~Zまで存在するとも言われ、Xを当てはめた場合、XaaS(Anything as a Service)となり、様々なサービスをクラウド上で提供する総称になります。

ユーザーはクラウド上で提供される様々なサービスの中から、その時に必要なものを選択し利用することで、柔軟性や拡張性を高めることができます。以下でいくつか代表的なものを紹介します。

・PaaS(Platform as a Service)

開発者がアプリケーションを作るために必要なプラットフォームを提供するサービスです。PaaSを使うと、開発者は自分でサーバーやデータベースを用意することなく、アプリケーションの開発に集中することができます。
例:AWS、Microsoft Azure、Google App Engine

・laaS(Infrastructure as a Service)

サーバーやストレージなどの仮想化されたインフラストラクチャ(基盤)を提供するサービスです。IaaSを利用すると、自分のサーバーやストレージを用意する手間を省くことができます。
例:IDCFクラウド、VDC PRO、Dropbox

・BaaS(Backend as a Service)

モバイルアプリのバックエンド機能(データベース、ユーザー認証、プッシュ通知など)をクラウドベースで提供するサービスです。これにより、開発者はバックエンドの実装に時間をかけずに、アプリ開発に集中できます。

・MaaS(Mobility as a Service)

移動手段(公共交通機関、自動車、自転車など)をインターネットを経由して提供するサービスです。MaaSプラットフォームを通じて、必要な移動手段を選択し、システムに組み込まれた支払いシステムで一括決済も可能と、利便性が向上します。

SaaSのこれから

DX化やテレワークはさらに進むと考えられており、SaaSは市場規模が大きくなり今後も成長し続け将来性があることが期待されています。

・AIとの融合

AI技術との融合により、より効率的なサービスや予測能力の高い機能を提供することが可能となります。AIによる自動化やデータ分析の活用によって、企業はさらなる競争力を獲得できると予想できます。

・モバイルファーストのアプローチ

モバイルデバイスの普及やテレワークの増加により、ユーザーはいつでもどこでもSaaSサービスにアクセスできることが求められています。SaaSはモバイルファーストのアプローチを取り入れ、ユーザーに柔軟性と利便性を提供することで、需要の拡大が見込まれます。

・業界や垂直市場の発展

SaaSは様々な業界や垂直市場に適用されることが可能です。特定の業界や市場に特化したSaaSサービスが増えることで、ニーズに合ったソリューションが提供され、市場の成長が期待されます。

・セキュリティとプライバシーの強化

セキュリティとプライバシーの重要性がますます高まる中、SaaSサービスは安全性とデータ保護の強化に取り組んでいます。信頼性の高いセキュリティ対策やプライバシー保護の仕組みを提供することで、企業やユーザーは安心してSaaSを利用できると予想できます。

まとめ

ここまでSaaSの特徴やサービスの代表例、メリット・デメリット、将来性ついて解説してきました。

DX化やテレワークの発展により、SaaSはますます需要が高まり、市場規模が拡大すると予想されます。コストが抑えられるため、導入ハードルが低く、すでに多くの企業がSaaSサービスを導入しており、スタートアップ企業や上場企業もサービスの立ち上げに精力的です。

さらに、SaaSを新たに開発する企業も増えており、効率化や作業の簡略化を目指す新しいサービスが生まれるでしょう。そしてSaaSは時間の削減や業務の効率化を実現するため、これからも成長を続けるでしょう。

JIITAKではSaaS開発の支援を行っておりますので、何かお困りごとがありましたら、お気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人

JIITAK編集部

JIITAKは、デジタルテクノロジーを駆使して、価値創造に挑戦する企業のプロダクト開発・DXを支援する会社です。テクノロジーやデザイン関連の役立つ情報を発信していきます。

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